物語が産まれる場所＝庭

　
　「ニワ」は人が使うことで初めて「庭」という場所になります。そこには、家族が成長していく「時間」と「物語」がいくつも積み重なり、それらを振り返った時、「思い出」として記憶に残ります。
　僕たちは、家族の時間を重ねていける場所や空間を庭として考え、その受け皿としての庭や外構をデザインし、形にしています。

庭を楽しむ

　「楽しい」や「嬉しい」という感情は、僕たちが生活するうえで大切な原動力です。難しいのは楽しいという意味や内容が人によって様々なこと。だからこそ、僕たちが大切にしていることはお客様のお話をたくさん聞くこと。
　様々なことを聞いて「こんな使い方ができたらいいなぁ」「こんなのがあったら楽しそうだなぁ」と想像を膨らましてもらうことが、庭づくりを楽しむ第一歩です。打ち合わせ、工事中、工事後も含めて楽しんで頂ける空間を一緒に探し作りだすことが僕たちの仕事です。

幸せの時間を少しでも長く

　
　日々の暮らしにほんの少しだけでも良い。庭があることで家族が幸せになる時間を作りたい。常にそんなことを考えています。
　ジューンベリーの実を使って子供たちとジャムづくり、芝生の庭にシートを敷いて庭ピクニックや外ごはん。他にも、庭カフェ、庭モーニング、採れたて野菜を楽しむキッチンガーデン、木陰の野外図書館…etc。庭では楽しめることがいっぱいです！家の中とは違う過ごし方で楽しむ場所をご提案していきます。

風景の一部としての庭

　街並みを構成する建築物や外構としてのファサード(敷地と道路との間の空間)。外に向けて街並みを作る要素が強いからこそ、デザインも重視されます。街の風景の一部にもなる庭や外構ですが、新居浜や西条は比較的どこにいても四国山脈が眺めれる場所も多くあります。
　外(公共空間)に向けた風景をさわる仕事と、内(家の中)に風景を取り込む仕事、新しく庭に風景を作り出す仕事。それらを上手く組み合わせ。次の世代につないでいくのが僕たちの仕事です。

植物を植えるということ

　
　人は昔から自然と向き合い共生しながら生活してきました。その一番身近なものが植物です。
　植物によって季節を感じ、恵みを得ながら日々の生活を豊かにする工夫がなされてきました。クラフトでは今の時代に合った植物との関わり方を模索し、人と植物、自然とをつなぐ場所や時間を提案しています。